2016年 01月 21日
ペットの写真 募集中!
2015年 06月 26日
★002★ チビスケ君
●ペットのお名前●
チビスケ(ツバメ・性別不明)
ツバメが家族なの? という疑問があると思われますので、少し説明します。
ツバメは鳥の中でも天敵が多くとても弱い立場にあります。
天敵はカラス、猫、アオダイショウ、スズメ、猛禽類、人間等です。
(スズメはああ見えてもクチバシが鋭く、
ツバメの巣を乗っ取ったりヒナをつついて殺したりします。)
そんなツバメ達は、天敵から守ってもらうために、
敢えて人間の近くで雛を育てます。
人間の方でも、稲に付く害虫を食べてくれるツバメのことを
昔から大切に守って来ました。
日本人とツバメの間にはそういう長い歴史に培われた
信頼関係が成り立っているのです。
ツバメが民家に巣を作るのは、その家の人を信頼するからです。
この家ならば雛を天敵から守ってくれると信じるからです。
自分は、家に来てくれたツバメの信頼に応えるため、
子育てを可能な限り応援することにしています。
●依頼者さんのお名前●
if様
●居住地●
栃木県
●ペットのプロフィール●
2010年、初めて我家にツバメが来てくれたのですが、そのペアの子供です。
2010年6月23日頃生まれました。
5人兄弟の中で一番育ちが遅かった子です。
生きていれば今年で5歳になります。
好きなものは、小さい飛翔昆虫です。
●エピソード●
ツバメの雛は通常3週間で巣立ちますが、なんと、
巣立ちの直前に巣が壁から崩落してしまったのです。
チビスケ以外の4羽は、飛べるようになっていたらしく、姿はありませんでした。
ところがチピスケだけはまだ飛ぶことができず、床をジタバタしていました。
急いで保護し、人工の巣を設置してその中に入れて置いたところ、
親は給餌を再開してくれました。
それからというもの毎日巣から落ちてくるので、そのたびに拾って仮巣に戻したり、
時々ミルワームというイモムシのような餌を与えたりしたそうです
(私は仕事なので奥さんが全て面倒みてくれました)。
親ツバメは見捨てることもなく、ちゃんと毎日餌を運んで来ました。
ちなみにツバメは巣立ってからも一週間ほどは親に餌をもらいます。
雛達はその間に飛び方や餌のとり方などを学習します。
親ツバメは巣立った兄弟に餌をやる傍ら、
巣の中で騒いでいるチビスケにも餌を運んでいました。
夜には兄弟が巣に帰ってきて、一緒に寝泊りすることもありました。
そして落ちてから4日目の昼、とうとうチビスケも巣立ちを迎えることができました。
チビスケが家の電線に止まって、親から餌をもらっています。
とても嬉しかったのですが、同時に少し寂しくもありました。
それから毎晩チビスケは巣に泊まりに帰ってきましたが、
一週間くらいでねぐらデビューしたらしく、泊まりには来なくなりました。
8 月になってもチビスケ一家は毎日のように家の近くに遊びに来ていました。
チビスケもすっかり立派な若鳥に育ちました。
ツバメは秋になるとだんだん南へと渡って行きます。
チビスケファミリーにもその日が来たようです。
8月下旬になると、とうとう姿を見ることはなくなりました。
ツバメの成鳥の体重はわずか 18g。十円玉 4 枚分です。
そんな体でこれから数千km、海を越えて南の方へ渡って行くのです。
そして翌年の春には、また日本へ帰ってきます。
渡りの過程で多くのツバメが命を落します。
ある調査では一歳幼鳥の生存率は一割程度だそうです。
大自然はやはり厳しいと言わざるを得ません。
しかし、何回巣から落ちてもがんばり通したあのチビスケのことですから、
きっと今も元気に暮らしているに違いありません。
そして今年もまた日本へと帰ってきてくれる事を信じています。
第2弾はifさん家のチビスケ君。(女の子かも)
大変大変大変遅くなってしまいました・・・
写真をいただいたのは寒い時期だったのに、気付けばもう、彼らツバメがくる季節になっていました。
もしかしたらチビスケ君、日本に戻ってきているかもしれませんね。
ぽわぽわくせ毛が残る幼い顔立ちながらも、その小さな体に秘めた強い意志を感じる凛とした瞳が印象的です。
2015年 02月 22日
☆001☆ 弦太朗くん
2015年 02月 22日